さくらんぼ 剪定 図解

赤くて甘い初夏の味、サクランボ。サクランボは、春の花としておなじみの桜と同じバラ科サクラ属ですが、桜の木になるのではなくミザクラ(実桜)になる果実を指します。

春に白い花を咲かせ、5~6月頃に実の収穫できるサクランボは家庭栽培としても人気のある果樹。植物を育てる上で形を整え、生長を促すために必要なのが“剪定”ですが、やり方を間違えると枯れたり病気にかかってしまうこともあります。

ここではサクランボの樹の剪定についてご紹介しましょう。

①植え付け時には樹高が60~70cmくらいになるよう主幹の切り戻し剪定をする。
主幹とは木の中心となる幹のこと、一番太い枝のことです。植え付け時期は、関東以西では12月もしくは3月が適しています。

②2年目以降は、主幹から伸びた枝を60~80cmに剪定。これに競合する斜めに張った枝は間引き剪定します。

詳しい剪定の図解については、下記サイトをご参照ください。
〇「山梨さくらんぼ狩り 清樹園」ホームページ内、“さくらんぼの木(桜桃)の剪定の仕方”
http://seijuen.net/sakura_sentei/index.html

サクランボの樹は、切り口から枯れやすいと言われています。
剪定する場合は、使用する鋏を消毒してあること、そして切り口には殺菌剤入りの癒合剤、もしくは保護剤などを塗るようにしましょう。

 

さくらんぼ 育て方 鉢植え

地植えのイメージのあるサクランボですが、意外と鉢植えでも育てることができます。

鉢植えの利点は、生育環境が狭くなるため結実しやすくなること。これは、サクランボが樹勢の強い木のため、広い場所に植えると結実より生長に偏ってしまう性質を逆手にとった方法です。

日本でのサクランボの主な産地は山形、青森、山梨。寒冷・冷涼な気候の方が適していますが中間地でも栽培は可能です。

サクランボの栽培は初心者には難しい為、種から発芽させるより苗木を購入した方がいいでしょう。
鉢植えの場合は6~8号鉢を用意します。

水はけが良く乾燥気味の土を好み過湿が苦手ですが、乾燥しすぎるとストレスを花芽形成に悪影響を及ぼし、特に、夏は水切れを起こしやすいので注意してください。

日光を好むので日当たり良好な場所に置くといいのですが、夏の西日には弱いので避けるようにしましょう。また、鉢植えにしても土の上に長い間置いていると、鉢底や隙間から根が出て地面に根付いてしまうこともあります。

また、サクランボは殆どが自家受粉しない品種。つまり一本だけではサクランボは結実しないため、開花の時期が同じ多品種を近くに置く、もしくは多品種の花粉を人工授粉させる必要があります。詳しくは苗木を購入する際、お店の人に相談してみるといいでしょう。

さくらんぼ 育て方 肥料

植物の生育を促すためには肥料を与える必要があります。
植え付け時の元肥には有機質肥料を中心に施し、その後は追肥を与えていきます。
ただし、時期によっては花芽が形成しづらくなるので注意が必要です。

〇地植えの場合
2月と10月に有機質肥料もしくは速攻性のある化成肥料を施す

〇鉢植えの場合
苗が小さいうちは、3月頃に玉肥(玉状に固めた緩効性有機肥料)を4個程度施す
苗が大きくなれば、2月・5月・10月に有機質肥料もしくは即効性のある化成肥料を施す

秋に与える肥料は翌年の開花・結実に大きな影響を与える重要な養分となります。
6月から8月には新枝の成長が止まり、この時期に肥料を与えすぎると花芽の形成が少なくなってしまうので控えめにした方がいいでしょう。

さくらんぼ 剪定時期

サクランボの枝を剪定する時期は、大きく分けて1年に2回あります。

〇冬の剪定(1月~2月)
主幹から伸びた枝を切り詰める、また競合する斜めに張った枝の間引き剪定をする

〇夏の剪定(7月下旬~8月)
木を大きくしない場合、新梢を摘心や剪定をする

これ以外にも日光を枝が多く葉が多く茂ると木の上部の内側が日照不足となるため、ある程度の間引き剪定が必要です。

また、鉢植えの場合は根詰まりしないよう1~2年ごとに植え替えを行い、その際、これ以上大きくさせたくない場合は“根の剪定”をします。

〇根の剪定(3月頃)
枝の剪定と同様、根も傷口から枯れたり病気になりやすくなるので十分気を付けて剪定します。

・使用する鋏を消毒してあること
・根にからまった土を落とし、場合によっては洗い流してから剪定
・同じ植木鉢を使う場合は、植木鉢も洗う
・土は新しいものにする
・切り口には殺菌剤入りの癒合剤、もしくは保護剤を塗る

根の剪定をする場合には、サクランボの苗木の様子を確認しながら上記に注意して行うようにするといいでしょう。