尾瀬

尾瀬といえば、「夏がく~れば思い出す♪? はるかな尾瀬 遠い空」でお馴染みの国民的愛唱歌「夏の思い出」が真っ先に浮かびます。

尾瀬は、福島県(南会津郡檜枝岐村)・新潟県(魚沼市)・群馬県(利根郡片品村)の3県にまたがる高地にある盆地状の高原です。

周囲を2000M級の山々に囲まれ、盆地状になった湿原は見渡す限りの草原。特に有名なのが6月の水芭蕉の時期ですが、10月の草紅葉・紅葉の時期まで多くのハイカーで賑わいます。

高山植物の宝庫としても有名な尾瀬では、現在、生育が確認されている高等植物だけでも900種類を超えます。

半年以上を3~5メートルもの積雪に閉ざされる尾瀬の自然の中で、植物の多くは5月中旬から10月中旬ごろまでの約5ヶ月間に凝縮された短い春・夏・秋の間に、芽を吹き、花を咲かせ、実をつけます。

植物の種類や希少種の多さだけでなく、動植物やそれらをとりまく地形的、気候的環境も含む生態系そのものが、学術的にも、自然の素晴らしさを伝えてくれる場所としても貴重です。

尾瀬はほとんどの場所に木道が整備されており、湿原だけを回る場合は標高差は最大でも260m程度であり、歩行はそれほど困難ではないことから多くの人を楽しませてくれます。

尾瀬 紅葉

周囲を2000m級の山々に囲まれた標高1400mの湿原、尾瀬ヶ原。この湿原の紅葉は草紅葉(くさもみじ)と呼ばれ、9月中旬から10月初めにかけて草原が金色に色づきます。

9月下旬から10月中旬までは、ブナの黄色、ナナカマドの赤、山は自然のパレットのように輝き、緑の針葉樹との美しいコントラストを描きます。

この季節は早朝の気温が零度近くまで下がることもありますので、防寒具は必須です!

また、空気が澄んできます。草紅葉を楽しんだ後、夜空には掴めそうなくらい近くに見える無数の星も見ることができます。

尾瀬 天気・気温

尾瀬の気温は東京近郊より15℃寒く・10℃涼しいとざっくりですがお考えください。
大まかな季節ごとの気温をご紹介します。

●残雪・雪解け(5月中旬~下旬)気温・早朝:0~5度位/日中:10~15度位
●赤渋「アカシボ」(5月下旬)気温・早朝:5~7度位/日中:15~18度位
●水芭蕉の季節(5月下旬~6月中旬)気温・早朝:5~10度位/日中:15~20度位、雨天も多い時期です(梅雨)
●ワタスゲの季節(7月中~下旬)気温・早朝:10~12度位/日中:18~23度位
●ニッコウキスゲの季節(7月下旬~8月初旬)気温・早朝:12~14度位/日中:20~25度位
●草紅葉の季節(8月下旬~9月中旬)気温・早朝:8~13度位/日中:15~23度位、夕立(天候急変)に注意してください。
●紅葉の季節(9月下旬~)気温・早朝:7~12度位/日中:15~22度位
●静かに次の春を待ちます。(10月下旬~)積雪5mを超える豪雪が尾瀬を覆い尽くします。

公益財団法人尾瀬保護財団のHPでは「今日の尾瀬」の中で日々の気温が紹介されているので詳細はこちらをご覧ください。

尾瀬ヶ原

尾瀬には、湿原散策の他に、滝めぐりや登山など様々な楽しみ方がありますが、このうち一般のハイカーにも日帰りが可能なのは、やはり定番の湿原巡りです。

湿原は大小沢山あるのですが、特に『尾瀬ヶ原』が圧巻です。

東西に6キロ、南北に2キロにわたって広がる草原が見事です。

尾瀬ヶ原は標高1400Mの盆地ですが、周りを2000M級の山々に囲まれているので、峠越えで入山する必要があります。

一般車両は入れません。最寄りのバス停からは徒歩で登山口へ向かいます。山小屋への物資や急病人の搬送もヘリで行われるような場所です。

尾瀬ヶ原だけが目的なら、入山の際に経由する峠以外は山場はありません。

木道が張り巡らされ、非常に歩きやすくなっています。

尾瀬国立公園

尾瀬国立公園の歴史は古く、昭和9(1934)年に日光国立公園の一部として指定されていましたが、平成19(2007)年に日光国立公園から尾瀬地域を分割し会津駒ヶ岳、田代山、帝釈山など周辺地域を編入して、29番目の国立公園として指定されました。

福島、群馬、新潟、栃木の4県にまたがった広大な地域になります。

また、尾瀬は、過去に幾度も開発の危機にさらされていきましたが、多くの人々の努力によって今日でも貴重な自然が保たれており、日本の「自然保護の原点」とも呼ばれています。

尾瀬 アクセス

各地から尾瀬までのアクセス方法につきましては公益財団法人尾瀬保護財団のこちらのご案内をご活用ください。

交通手段はマイカー、駐車場、鉄道ルートが案内されています。

尾瀬を楽しむ目的地に合わせてアクセス手段をお選びください。

ご参考までに、多くの方が楽しまれる初級ハイカー向けの一般的な登山口の3つをご紹介いたします。

■鳩待峠:群馬県側。『尾瀬ヶ原』まで徒歩約60分
■沼山峠:福島県側。『尾瀬沼東岸』まで徒歩約60分
■大清水口(三平峠):群馬県側。『尾瀬沼東岸』まで徒歩約2時間。

いずれも、シーズンには峠の手前までバス等が出ています。ここではバス等をフル活用した場合の、最終的な徒歩の時間を示しています。(登山目的の方の入山口は、この限りではありません。)

尾瀬は四季折々の楽しみに加え、見所が満載で壮大な自然の魅力にあふれています。

目的に合わせて記事をご活用いただければ幸いです。

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