アクアライン 料金

東京湾の中央を横断する“アクアライン”。

正式名称は「東京湾横断道路」、路線としては一般国道409号であり自動車専用の有料道路です。

区間は神奈川県川崎市川崎区から千葉県木更津市までと東京都心を避けられる経路。

総延長距離15.1kmの内、木更津市から4.4kmが橋梁、川崎市から9.5kmがトンネル、出入り口や海ほたるなどの陸上部が1.2kmです。

アクアラインは、工期30年(調査20年・工事10年)と総事業費1兆4,400億円もの一大事業によって完成、1997年(平成9)12月18日に開通しました。

特にトンネル部のうち、東京湾の水面下約60mをシールドマシン(掘削機械)で掘削した海底道路トンネルは世界最長なのだとか。

この海底道路トンネルの換気用として造られた換気塔が、海上に浮かぶヨットの帆のように見える“風の塔”です。

これだけの大事業によって完成した道路の為、開通当時の通行料金は普通車で4,000円と他の高速道路に比べると5~7倍(同距離比較)の価格。

しかし、高額な通行料金から交通量が予定より低迷したため徐々に料金を引き下げられていき、2009年8月より“普通車800円”の大幅値下げが実現して以降は交通量が大幅に増えています。

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現在の通行料金

-通常料金-
軽自動車 2,470円
普通車 3,090円
中型車 3,700円
大型車 5,090円
特大車 8,490円

-ETC車割引料金-
軽自動車 640円
普通車 800円
中型車 900円
大型車 1,320円
特大車 2,200円

このETC車割引料金は恒久的なものではありません。

割引のきっかけとなったのは、森田知事(現)が「アクアラインの通行料800円化」選挙公約として初当選。麻生首相(当時)に直談判して国土交通省と千葉県が必要費用を分担、期間も3年間と決めて実施されました。

その後さらに3年間延長され、2014年からは千葉県が費用負担をする形で継続されています。

千葉県としては今後も継続する方針のようですが、割引料金の期間についてはアクアラインを管理するNEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)によれば「当分の間、別に日を定めるまで」と発表しています。

アクアライン 渋滞

開通当初こそ通行料金の高さから交通量は少なかったものの、ETC割引が実施されて以降、アクアラインの通行量は右肩上がりです。

房総側の木更津市では東京へバス通勤する人が増えた結果、人口・税収ともに上昇。
開通20年を迎えた2017年には、1日の交通量がおよそ4倍近く増えたとか。

交通量が増えると必然的に出てくる問題が渋滞です。

土日祝や大型連休などでは房総半島の行楽地へ向かう下り線、夕方の帰宅時間(15時~20時)には川崎方面へ向かう上り線で渋滞が慢性的に発生しています。

渋滞の主な要因は地理的な条件による“交通集中”です。

発生しやすい場所として、①上り坂やサグ(下り坂から上り坂に変わる部分)、②トンネル内、③合流付近があります。

アクアラインでは①の要因が大きく、川崎浮島JCT付近の坂で急な勾配に変化する箇所、海ほたるパーキングエリア付近の下り坂で急な勾配に変化する箇所が渋滞ポイント。

この2つの箇所はドライバーが無意識に速度を落としてしまうので、交通量が多い時間帯には渋滞が発生します。

NEXCO東日本では渋滞を解消するべく、2017年12月からNTTドコモと協力して「AI渋滞予知」を使った渋滞予測の実証実験を開始。

渋滞予測の結果は、NEXCO東日本のホームページ「ドラぷら」で配信しています。
〇ドラぷら「東京湾アクアライン上り線のAI渋滞予知」
https://www.driveplaza.com/area/kanto/traffic/aqualine/

また、2018年4月1日(日)から9月30日(日)の土休日限定、アクアライン上り線の渋滞を緩和する目的のタイムサービスを千葉県側の木更津アウトレットや木更津市内で夕方から開催しています。

〇ドラぷら「土日祝日限定ヨル得アクアライン渋滞すいすいプロジェクト2018」
https://www.driveplaza.com/sapa/event_campaign/detail/aqualinepro-yorutoku2018.html

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アクアライン バス

東京都心を通らずに神奈川県と房総半島を繋ぐアクアライン。

渋滞がなければ時間を大幅に短縮できるとあって、開通当初からアクアラインを通る高速バスが出ています。

主な路線は、神奈川⇔房総半島、羽田空港⇔房総半島、東京⇔房総半島です。

小田急シティバス(共同運行:小湊鐵道)

路線:新宿⇔袖ケ浦・木更津
運賃:新宿~袖ケ浦バスターミナル・木更津金田バスターミナル(大人1,450円、小児730円)、新宿~木更津駅西口(大人1,550円、小児780円)
時刻表:http://www.odakyubus.co.jp/highway/line/aqualine.html

神奈川中央交通(共同運行:小湊鐵道)

路線:相模大野・町田バスセンター・南町田駅⇔三井アウトレットパーク木更津・木更津駅
運賃:相模大野~三井アウトレットパーク木更津(大人1,550円、小児780円)、相模大野~木更津駅(大人1,850円、小児930円)
時刻表:http://www.kanachu.co.jp/bus/aqualine/pdf/aqualine.pdf

鴨川日東バス

路線:東京⇔鴨川
運賃:東京~木更津金田バスターミナル(大人1,250円、小児630円)、東京~鴨川シーワールド(大人2,450円、小児1,230円)
時刻表:http://www.kamogawanitto.co.jp/wp-content/uploads/akusi-jikoku2017.4.1-1.pdf

川崎鶴見臨港バス

路線:川崎駅⇔木更津駅東口
運賃:川崎駅~木更津駅東口(大人1,440円、小児720円)
時刻表:http://www.rinkobus.co.jp/wordpress/wp-content/themes/rinkobus/pdf/20180424aqua_time.pdf

京成バス

路線:東京⇔木更津金田バスターミナル・君津製鉄所
運賃:東京~木更津金田バスターミナル(大人1,250円、小児630円)、東京~君津製鉄所(大人1,450円、小児730円)
時刻表:http://www.keiseibus.co.jp/kousoku/timetable.php?id=38

京浜急行バス

路線:横浜駅⇔袖ケ浦バスターミナル・木更津駅
運賃:横浜~木更津金田バスターミナル・袖ケ浦バスターミナル(大人1,400円、小児700円)、横浜~木更津駅(大人1,550円、小児780円)
時刻表:http://www.keikyu-bus.co.jp/highway/y-sodegaura/

JRバス関東

路線:東京⇔館山、新宿⇔君津
運賃:繁忙期と通常で料金が変わります。また、早割りなどの割引チケットがあります。
時刻表:http://time.jrbuskanto.co.jp/kt_rosenzu_04.html

千葉中央バス

路線:大網⇔羽田空港
運賃:土気駅・大網駅~羽田空港(大人1,750円、小児880円)
時刻表:https://www.chibachuobus.co.jp/highway_bus/haneda.html

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東急バス

路線:渋谷⇔木更津・袖ケ浦
運賃:渋谷~袖ケ浦バスターミナル(大人1,450円、小児730円)、渋谷~木更津駅西口(大人1,550円、小児780円)
時刻表:https://www.tokyubus.co.jp/news/001711.html

東京空港交通

路線:羽田空港~木更津・袖ケ浦
運賃:大人1,030円~1,230円、小児520円~620円
時刻https://www.limousinebus.co.jp/area/upload_files/30_hnd_time_table_for.pdf

日東交通

路線:川崎⇔木更津・袖ケ浦バスターミナル
運賃:川崎駅~木更津駅東口(大人1,440円、小児720円)、川崎駅~袖ケ浦バスターミナル(大人1,330円、小児670円)
時刻表:http://www.nitto-kotsu.co.jp/kousoku/b/#1

現在、NEXCO東日本によればアクアラインを通行する高速バスは1日およそ1,000台(2016年6月)だそうです。

 

アクアライン 自転車

「東京湾を横断するアクアラインを自転車で走ってみたい!」と思っても残念ながら“アクアラインは自動車専用道路の為、『自転車の走行は禁止』”です。

当然、自転車が走行できるゾーンも設けられていません。

また、アクアラインは総延長15.1kmの内、9.5kmはトンネル部、木更津側の橋梁部4.4kmは海上からかなり高く作られているので自転車を走行するのに向いているとは言えなさそうです。

近年、歩行者や自転車が高速道路などの自動車専用道路に迷い込んで事故となるニュースが報道されており、数年前にアクアラインでも同様の事故がありました。

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アクアライン バイク

では、バイクはどうでしょうか?

一般的に125cc以上の排気量であれば、バイクも高速道路(自動車専用道路)を走行することができます。

ただし、いわゆる原付など小型自動二輪車(排気量50cc~125cc)は道路法と高速自動車国道法によって“高速道路の走行は不可”。

つまり、アクアラインで走行できるバイクは普通自動二輪車と大型自動二輪車のみ、通行料金はETC割引で640円です。

アクアラインの橋梁部は総トン数2,000トンの船舶が通れるスペースを保持する為、一番高い所は海上から40mもの高さを走行することになります。

海上で遮るものがない為、かなり風が強く車体が影響を受けるので走行する際には注意が必要です。

 

アクアライン 海ほたる

アクアラインといえば“海ほたる”が有名ですね。

正式名称は「海ほたるパーキングエリア」、人工島に作られたパーキングエリアながらもサービスエリア並みに飲食店やショップが充実しています。

広さは約65,000㎡と東京ドームの2倍の大きさ、豪華客船をイメージしたデザインで地番県内の観光施設では3番目に多いとか。
(1位は東京ディズニーリゾート、2位は成田山新勝寺)

無料休憩所の「海が見える大回廊」では、東京湾を一望でき行き交う船や美しい夕陽を眺めることができるほか、「海ほたる 幸せの鐘」「巨大モニュメント カッターフェイス」や展望滝などのフォトスポットが充実しています。

また、レストランやフードコートなどでは房総で獲れた鮮魚を使った海鮮丼や“あさりまん”などのグルメが話題です。

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海ほたる

営業時間:24時間 ※ただし、ショップ・レストランは各店舗により営業時間が異なります。
ホームページ:https://www.umihotaru.com/

実は、アクアラインは横断せずに“海ほたるでUターンが可能”です。

その際の通行料金は片道分、つまり普通車のETC割引料金800円でUターンした場合は、海ほたるで遊んで帰ってくることができます!

ちなみに、海ほたるはパーキングエリアなので駐車料金は発生しません。

Uターンをする場合、川崎方面と木更津方面では料金の支払い方法が異なります。

川崎側にはアクアラインの料金所がない為、海ほたるの料金所で支払う必要があり、木更津側では先払いですが復路にもう一度、料金所を通ることになるので「証明券」の提示が必要です。

海ほたるUターン方法

川崎側から利用の場合
川崎方面から海ほたるへ→海ほたるで休憩→海ほたる料金所で料金を支払う→川崎方面へ戻る
※現金で支払う場合は、海ほたる内の案内標識を「川崎」方面に進むと料金所があります。
※ETCで支払う場合は、ETレーンを利用して通行します。

木更津から利用の場合
木更津方面から海ほたるへ→海ほたるで休憩→海ほたる料金所で“証明券”を受け取る→木更津方面へ→木更津金田ICで証明券を渡す
※現金で支払う場合は、復路の木更津金田ICで証明券を係員に渡します。
※ETCで支払う場合は、ETCレーンを通行するだけです。証明券は必要ありません。

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